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▼『鬼平』にハマる②

私は 日頃 いろんな障害者の人に会います
それは 病院でだったり 利用している施設でだったりです
そこで私が少なからず感じるのは 障害者の内向性です
勿論 乙武氏のように 前向きに社会進出して活躍されている方もいますが
私が関わっている障害者には 外に出たがらない方が多いと感じています

理由の一つは 奇形です
身体障害者の場合 多かれ少なかれ どこかに奇形があります
“形”はノーマルでも 動きに奇形がある場合もあります
考え方や感情表現や喋り方に奇形(とは言わないか)がある人もいます
我々は“同業者”ですから ありのままに理解しますが
その我々ですら 理解の範疇を超えてしまうような奇形もあります
障害者が外に出るということは その奇形を社会に晒すということです
私のような厚顔無恥な人間でさえ 二の足を踏みたくなる時があります
もう何十年も施設暮らしをしている障害者の人にとって
施設の外にある世界は いわば宇宙みたいな存在になっています
私は 施設にいる友達に なんだかんだで外出を仕向けますが
成功したためしがありません
気持ちがわかるだけに無理強いはできません
でも 障害者に一番必要なことは社会参加です
私がそうだったように 健常者が障害者に関心を持つことはありません
ということは 障害者が自ら外に出なければ社会進出はありえません
なので 私は率先して外出するようにしたいのですが・・

もう一つの理由 それは“バリア”です
天気のいい日 私も人並みに近所の散歩などしようかと思うわけですが
我が家の前の道路には 片側にしか歩道がありません
歩道に辿り着くには 道路を横断するしかないのですが
車椅子で道路を横断・・ 自殺行為です!!
仮に横断歩道に辿り着けても 歩道が傾いています
たぶん 雨水の排水のために わざと勾配をつけているのでしょうが・・
いやいや・・ 現状 当地では 車椅子での散歩すらおぼつきません
その他? 推して知るべし です
当地では 駐車場から建物内すべてがバリアフリーという物件は
残念ながら 一軒もお目にかかったことがありません
でも ほんとは そこ(ハード)じゃないんです バリアは・・
  
2012/02/07 12:16 (C) FPのひとりごと
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